りみっとぶれいかーず!――Road to the Circuit――
第9話で使用されている語句
◆EK
E-EKシリーズの事。グレードとしてはEGとほぼ変わらない。VTiに搭載されていた1.5リッターVTECが3ステージ化したのが話題だった。
9cm伸びた全長の半分(5cm)がホイルベースの延伸に使われている。
シャシー自体の世代があがっている為に実は同世代のDC2Rよりも『優れている』。
EK9発売がEK4の二年後(1997年9月)なので、この時点(1997年5月)ではまだEK9は発売されていないが、既に試作は終わっている。
◆スポイラー
スポイル=無駄にする、と言う意味ではあるが、通常エアロダイナミクス(空力)を考慮されたものを指して言う。
リアはウィング形状、フロント(リップ)はバンパーに付随するもので、ものによってはホントにスポイルだったりする。
効果はさほど望めないが、無いよりまし。EGの場合、僅かに反り上げてダウンフォースを稼ごうとしている(ように見える)。
EK9はGTウィング形状で、効きそうに見えるが……
◆ジャダー
シフトチェンジの際、強引につないだりすると起きる『がっくんがっくん』という衝撃のこと。
実際にはクラッチの滑り(うまく食いつかなかった場合に起きる)やエンジン回転が負荷に対してうまく処理出来ない場合に起きる。
◆性格的な違い
トラクションのかかりかたの事。FFは駆動輪が前輪であるため、急発進の際にトラクションがかけ難い。
エンジンの位置なども含め、MR、RRは急発進が得意な重量配分をしている為だ。
キャブだとアクセルの踏み込みに対してダイレクトに反応するが、燃料調整は手軽でありながら難しい。
インジェクタは空燃比を計算した燃料吹きつけをプログラム化しているため、アクセルをふかしさえすれば、最適な燃料が出る。
結果、FFながらスタートダッシュでEGが勝り、タイミングが遅れた物のZZが追いついたという分けである。