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雫、ある出来事。

       ―――――――――――――――――――――――
そにょ1

 祐介はおじさんに頼まれて夜の校舎を探索していた。
 そして、生徒会室で月島の悪業を発見する。

「もう、止めろ!」
 僕の腹の底から、得体の知れない熱い何かが、猛烈な勢いでこみ上げてきた。
 呼吸が激しくなり、手足が震え、全身から汗が噴き出す。横隔膜がひくひくと痙攣する。
 炎のように吹き上がる感情。

 怒り?
 憎しみ?
 …いや、違う。
 …これは…。
「うわあああああああああああああああああああああああああああッ」
 その答を見つけだすより早く、僕の身体は床を蹴ってかけだしていた。
 全ての体重を乗せた右手の拳が、月島さんの左頬を勢い良く殴りつける。
 月島さんは派手に身体を捻らせて、向こう側の壁に叩きつけられた。

 正義感。
 そうだ、これは悪を倒せと轟き叫ぶ、僕の中にある正義感だ!

  祐介、それは違うぞ…

        ―――――――――――――――――――――――

そにょ2

「もう、止めろ!」
 僕の腹の底から、得体の知れない熱い何かが、猛烈な勢いでこみ上げてきた。
 呼吸が激しくなり、手足が震え、全身から汗が噴き出す。横隔膜がひくひくと痙攣する。
 炎のように吹き上がる感情。

 怒り?
 憎しみ?
 …いや、違う。
 …これは…。
「うわあああああああああああああああああああああああああああッ」
 その答を見つけだすより早く、僕の身体は床を蹴ってかけだしていた。
 全ての体重を乗せた右手の拳が、月島さんの左頬を勢い良く殴りつける。
 月島さんは派手に身体を捻らせて、向こう側の壁に叩きつけられた。

 既視感。
 そうだ、以前に僕はこのシーンを…

  見てないって。

        ―――――――――――――――――――――――

そにょ3

「もう、止めろ!」
 僕の腹の底から、得体の知れない熱い何かが、猛烈な勢いでこみ上げてきた。
 呼吸が激しくなり、手足が震え、全身から汗が噴き出す。横隔膜がひくひくと痙攣する。
 炎のように吹き上がる感情。

 怒り?
 憎しみ?
 …いや、違う。
 …これは…。
「うわあああああああああああああああああああああああああああッ」
 その答を見つけだすより早く、僕の身体は床を蹴ってかけだしていた。
 全ての体重を乗せた右手の拳が、月島さんの左頬を勢い良く殴りつける。
 月島さんは派手に身体を捻らせる。

 闘争心。
 そうだ、僕は今までに覚えたこの技を試す事のできる悪人を捜していたんだ!
 そのまま背を低くして月島さんにタックルする。
「ふん!」
 そして組み付きからパワーボムへと移行する。

  ずん

 生徒会室の床が大きな音を立てた。
「ぐぶっ」
 奇妙な声を挙げて、月島さんは泡を吹きながら気を失った。

  めでたしめでた…いのか?


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