はい、あとがきです。というよりも宣伝と愚痴みたいなもの。
もともとCryptic Writingsという作品は痕ではなくLFでした。
卑怯な(だって、Chap:1は誰が見ても痕だし)手段で読者をひきこんだこれは、後々に痕SSとして
文字通り痕を残しました。
ああ、楓ちゃんが可哀想だとか梓がもっと幸せになれたらとか。
その過程の一つの形と思ってください。
タイトルの由来
ご存じの方はご存じでしょう。GN'Rのファーストアルバム『Appetite for Destruction』9トラック目。
映画ファンには『BAD TIMES』の挿入歌になったと言うと判るかも知れません。俺知らないけど。
そもそもこの曲、現在の自分に後悔している歌詞なんですよね〜。
若干内容にはそぐわないんですが、若干内容を含みで持たせてます。
これに限らず、自分の作品にはHRもしくはHMからつけた名前が多いです。
作品を書きながら聞いてるほとんどがジャーマンメタルなもので…
ああ、ネタもそっちから引っ張ってたりします。某ジャンプ系漫画家のように(笑)
さて、作中で語られるエルクゥその他の描写で恐らく疑問があるかも知れない部分について。
鬼
エルクゥという表記は行いません。
できる限り避けたいので。
実際に鬼に『変身』するんですけど、あれは『エルクゥ』とは違うと自分は認識しています。
よーするに『病気』みたいなもので、本当のエルクゥとは違うという意味で『鬼』と表記するのです。
人間という『擬態の殻』に収まった『エルクゥ』を含む存在、これを『鬼』と呼びます。
爪
エルクゥの爪について。
彼らの爪も『命の炎』を材料として急速に『成長』します。
伸びた後(空気に触れると)硬化が始まり、数秒で細かな繊維のある組織を持つものに変化します。
元には戻りません。根本から折れるようになっていて、自在に折ることができます。
かなり長く伸びますが、骨に直接生えているために(だから本当は爪ではなくて骨なのだ)刀のように使用できます。
材質はセラミックに近く、粘りはありません。
命の炎
はっきりいって『謎のエネルギー体』です。何故か規格品のように同じ大きさの直方体に入ってて、
光り輝くプラズマディスプレイ色の緑の塊、ではありません。
生命体の命そのものに近い存在で、エルクゥの『食料』でもある。
エルクゥはこれの振動を感じたり、逆にそれを利用して通信することもできます。
尚、彼らが『戦闘形態』を取る際にこいつを消費して身体を成長させます。
そのために擬態を捨てる事を『成長』と呼ぶのです。
通常は肝臓に収められており(彼らの肝臓も異常に再生力が高い)、そのせいかやたらと酒に強いらしい(?)
ま、そのせいで筋肉を成長させたり元に戻したりすると『非常に草臥れる』訳ですね〜。
本当は、作家というのは自分の作品に対して語らないものだと言われています。
でも、所詮自分はSS作家でありそれ以前に設定マニア(笑)ですので、語ってしまいます。
そして未完成な自分のSSを補完し続けているわけです。
もう一つ、枝分かれする物として、『劇場版』を用意しております。
今度は楓ちゃんです。
完成次第、こちらで発表の予定です。※未完成及び未発表