りみっとぶれいかーず!――Road to the Circuit――
第3話で使用されている語句
◆セブン
RX-7のこと。外車のことではない。
◆アイドリング
エンジンをかけた状態であり、定常回転を行っている状態。
最近はECUが自動制御しており、自動的に吹け上がる事もある。
尤も回転数が変わる程度であり、激しく動く場合はどこかに不調がある。
言えば無駄に回転しているので排気を制限する『アイドリングストップ』が叫ばれる訳だ。
◆あからさまに低音
要するに『ターボで砲弾』な車の音。
違法ではないが、ターボ車のエグゾーストノイズをさしている。
通常砲弾型のマフラーであることが多い。
◆1トン
古き良き「コンパクトスポーツ」の基準。1トン以下という車重でなければこう名乗ってはいけない。
スポーツカーが四駆、大型化する中で頑なに小型を追求するのは『モーメントの軽減』の為である。
これが大きければタイヤにかかる荷重も勿論大きいからコーナーで粘りを持たせるのが難しくなる。
特にダウンヒルではコーナリング速度を引き出すには軽量化を行いできる限り失速せずにコーナーを曲がる方がより早い。
◆チューニング
チューンと同義、日本語に訳する場合『改造』とされるのが普通。
だが正確にはラジオのそれと同じく、『調整する』の意味を取るのが広義。
ライトチューンと言えばまさにそれだろう。DIYでも簡単に交換のできるようなエアクリ、マフラー、車高調が有名。
本来ならば、純正状態から少しでも変えたならば細かくECUセットアップをし直したりアライメントを取り直す必要がある。
とはいえ、最近のコンピュータは学習能力の幅が広く、初心者用と言われるさほど抜けのないマフラーで有ればリセッティングする必要もない。
◆直線の少ない長い峠
パワーではなく技術で抜ける場合、軽乗用車で充分速い。
失速する要素がない場合である。ドリフトしにくい、出口からの立ち上がりが遅い等腕が問われるのは言うまでもない。
◆As time goes by
ええ、あれです。さおりんは暗いのが苦手だから。
◆テンロク
1.6リッターのエンジンを指して呼ぶ。
こんな風に縮められたと言うことは、そんな呼び方をしていた連中がいるということで。
恐らく走りは0.…という数字をテン幾つと呼ぶ人間が、スポーツタイプの車の総称のように呼び始めたことではないかとも思う。
数学と違い、普通0ではなくて1だから省略してしまったのかなぁ、と。
考えれば1.6リッターという中途半端な数字は、どこの誰が考え出したのだろうか……
法令的にもお得さはない(むしろ損)しねぇ。
◆ブレーキインと同時
ブレーキを入れると通常ノーズダイブと呼ばれる、前屈みの挙動になる。
この際重心は前へ移動し、リアタイヤにかかる荷重が消える。教習中に『カーブを抜ける時はアクセルを安定させろ』というのはこのこと。
特にFRでコーナリング中にブレーキを踏むと前に進む力よりもロールによる遠心力、タイヤの動摩擦計数云々によりリアタイヤが滑り始める。
結果、オーバーステアの挙動を示して、通常はスピンするか不安定になってしまう。
このリアのトラクションを復帰させるには、カウンターステアを当ててブレーキもアクセルも抜くしかない。
尤も場合によるんだが…通常アクセルインでオーバーステア、アクセルオフで(トラクションが戻ろうとして)アンダーステアへ挙動変化する。
なお著者が2002年末はまった某ゲームでは、FFのくせにレビトレもまっつぁおなドリドリで走り込んでたりする。
ハンドブレーキがついたけど禁止。かりかりやってる奴見ると苛々する。
FFの場合はアクセルで強引にコーナリングできるので全開ドライブも簡単だ。
◆コンビニ
隆山にあるコンビニは数件しかないので、往復するだけでもちょっとしたドライブになる。
◆パックジュース
小道具の一つ。特に女の子が缶ジュースをぱかんとやってごくごく飲むシーンは戴けない。
高校生以上、『女性』にはこれ。
詳しくはその辺の○○を捕まえて聞いてみればいい。
理由はあるんだよ理由は。ね。
◆濃い赤茶色で
綺麗だよ、『赤毛』じゃない黒い髪の毛は。
知り合いの女の子の髪、日に当たると『本当に紅かった』からねぇ。
◆三咲峠
今回というか、でません。
名前を聞いてぴんとくるでしょう。
来ないヒトは普通のヒトです。
どちらにせよ、否応なく第5話で判るだろうけど(笑)
◆蒼いミニ
『オーバーレブ!』でプジョーに対応する車。
なおMR2は、『対応するヒトがいないので出さなかった』(笑)
ミニそのものは登場時に説明します。
◆F40
フェラーリF40の事。
ツインターボの悪魔、つま先に命を載せるとも言われる三リッターエンジンを搭載する。
5000回転以降のトルク、馬力は気違いじみていてコントロールするには相応の腕が必要である。
最近はNAがほとんどなので、多分こいつが最後のターボカーでしょう。
と言っても…5リッター6リッター当たり前のNAカーだから、なぁ。
未だに化け物じみた車であることは確かだね。