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りみっとぶれいかーず!――Road to the Circuit――


 第2話で使用されている語句

◆石鷺山
 石動山のこと。

◆柚子ヶ峠
 杓子ヶ峠のこと。

◆スモールライト
 小さくなる訳ではない。『車幅灯』、スモールと呼ばれるライト。
 通常ライト点灯の際スモール→ロービーム→ハイビームと切り替わる。
 スモールで内装点灯、フォグランプ点灯となる。

◆S14シルビア
 FRコンパクトスポーツとして生まれたシルビアの2代目だが、3ナンバーと大柄な上馬力が低かったためにあまり好まれなかった。
 日産にはスカイラインもあるので、入門用としての位置づけがどうしても大きかったと言えよう。

◆リトラクタブルライト
 開閉式ヘッドライト。ロードスター、NSX、ワンエイティ、ハチロク、MR2、FD、FC等が搭載する。
 昼間の空力特性は高いが……という流れからか、上記した車で生き残ったものは全て廃止された。
 RX-8も廃止されてたでしょ。

◆パッシング
 数回ハイビーム=ロービームを素早く切り替えて瞬くこと。
 追い抜きの際の合図として決められた(過去ドイツにて)が、日本では
 『道を譲る合図』、『あおり』
 として使用されている。
 英語の『PASS(抜き去る、避ける)』からつけられている。

◆MR2
 ミッドシップリアドライブ2シーターの意味、というかそのまま車の名前にしている。
 数回のマイチェンがあり、今回のは前期型。
 ボディ剛性の弱さや強引なエンジンの配置のせいでRRに近いピーキーな特性を持った。
 モデルチェンジする以前に遡ると、純血のカローラレビン・スプリンタートレノの子孫に当たる。

◆ギアを下げる
 エンジン回転数を上げて(ギア比を下げて)加速する事を指す。
 通常エンジン回転が高い方がトルク・馬力が高いので加速する際に使う。
 但しトルクの最高位置は通常2500〜3000前後にあり、回転数を上げることなく走る事ができる。
 スポーツタイプと呼ばれる回転数の高いエンジンで、トルクがレブリミット付近まで在るエンジンでなければ、あまり回す意味はない。
 馬力のマックスまでは一応回す意味はあるんだけどね……
 某車アニメの歌詞で『No shift down』ってあるんだけど、それって『巡航する』ってことじゃん。
 トルクないから加速なんかできないよ。

◆メータ下のボタン
 ロックメータと呼ばれる物。
 これで計測した時速によって、ネズミ取りはネズミを狩る。
 欠点は測定するのにしばらくかかる事で、彼らは早期発見・速度調整によって避ける事ができる。
 間違っても逃げちゃダメ。

◆ブラインドコーナー
 出口・入り口の見えないコーナーのこと。
 はっきり言って、そんなコーナーにつっこむのは無謀。
 コースが壁(作中では木々)で仕切られてたり、高低差のあるコースでは良くあること。

◆ドリフト
 流れる、程度の意味で、通常FRにおいて高速走行する際のテール挙動操作・またそれ自体を指す。
 作中では焦ったMR2が急ブレーキをいれたため、テールがトラクションを失ってオーバーステアに陥った。
 普通はアンダーが出る場面だが、アンダーを出してガードレールに突っ込まれても困ったので…
 余談ではあるが、FFでドリフトするとアクセル全開で体勢を戻そうとするので、パワーの低い車では滑って遅くなるだけである。
 最低限度、200psは欲しいよね、と思います。

◆エアバッグ
 衝撃で膨らむアレだが、ある程度以上の衝撃にならないと膨らまない。
 あくまでフリーな頭を支えるものだから、きちんとシートベルトをしていることが条件であり、また突然視界が遮られるためそのまま停止するような状況でなければ危険である。
 古いものにはアジ化ナトリウムが使用されていたらしく、回収が決定している。


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