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りみっとぶれいかーず!――Road to the Circuit――


 Case:0 承前で使用される語句

◆ストンピング
 Stamp(スタンプ)の事で、通常倒れた相手を踏みつけることを指す。
 プロレス技として認定されている。

◆ボンネット
 通常エンジンルームを覆う蓋(フロントガラス前)のようなもの。
 現行車ではヘッドライト側から開き、ヒンジがフロントグラス側に備えられている。
 トラックなどでは乗員室の下にあるためボンネットはない。
 キャブチルトと呼ばれる方法で乗員室ごと開くことでエンジンがむき出しになる。

◆センター試験
 過去に共通一次と呼ばれたマークシート形式の試験。
 大学入試の第一関門であり、通常足切りと呼ばれる方法で二次試験前に結果が出てしまう。
 …って、俺だけ(汗)?

◆タイヤ
 通常ゴムでできていて、公道を走る(車検を通る)ために排水用の溝が切られたもの。
 コンパウンドと呼ばれる主成分の性質によりパターンが決まり、ハイグリップからコンフォートまで様々な種類がある。
 接地面が広ければ広いほど、地面に食い付きが良ければ良いほど、摩擦が上がりグリップは良くなるため、レース用タイヤは柔らかく溝が切られていない。
 その代わり勿論減りも早い。公道で走るため最低限の溝を持つセミレーシング(S)タイヤもこの類である。
 またスタッドレスと呼ばれる冬季専用タイヤは発泡ゴム(Multicell Compound)という特殊なゴムを特殊加工したものである。

◆ホンダ
 会社名。エンジン技術では世界でも有数の会社である。
 CVCCと呼ばれる予備燃焼室を使った完全燃焼システムにより、当時初めて排気ガス基準を達成した。
 現在ではVTECという看板技術で有名である。
 尤も、『一般的』という言葉が一切合切通じない程独特の車を製造しており、高性能ながら癖が強い。
 そのためか、ホンダは各車種ならずメーカーに対する熱狂的なファンが存在する。
<一般的ではない例> 
 1 PGM-FI
 2 AT
 3 高回転高馬力
 詳しくは、誰かに聞いてくれ(汗)

◆シビック
 ホンダが『大衆車』という言葉をモットーにした車。
 CVCCによりクリーンかつ高性能、しかも燃費も値段も安いという印象を与えた名車である。
 現在六代目EU(タイプRはEP3といいヨーロッパモデルが元になる)型が走っている。
 常に世界標準であれ、という『CIVIC(市民)』の名にふさわしく、その時代の求める姿を追い求めている。
 そのせいか、今までの3ドアハッチバックは姿を消し(EP3は欧州製)、はやりのミニバン型となる。
 また一部共通フレームを使用していた4ドアのフェリオも、同名のシビックとは思えない程形状に差がある。
 燃費、排気がクリーン、全車CVT(フェリオは4段)ATを搭載するなど非常に意欲的な面が見られる。
 尤も著者としてはType-R以外に興味はほとんどなく、M/Tが消えたのが寂しい限りだ。
 蛇足にはなるが、自分の馴染みのショップでは未だにEG6を探しているらしい。
 でも俺に『愛車を買いたい』なんてはがきを送るな(`ヘ´) 。

◆スポーツシビック
 E-EG(頭のE-は排気ガス規制の頭文字で、昭和53年基準適合の意)という形式を持つシビック。
 直前のEF型に比べ曲線を意識したフォルムを持ち、B16Aという高性能エンジンが搭載されたハイエンドモデルEG6が有名。
 ハッチが上下二段に分かれていたり、EG6のスポーティさが前面に押し出されているが、本当の良さはそのキャビンの広さだ。
 リアシートがそのまま前方に倒れ、巨大なトランクルームと化す為に相応の大きさの物でも悠々と積むことができる。
 またフロントシートを倒すとドライバーでも充分眠ることのできる設計であり、M/M構想(Man Maxmam:Mech Minimam)が伺える。
 但し、デザインに拘ったのか慣れるまで開けにくいドアノブ(横開き)やH4Hという異形バルブの暗さ、ボルトの錆、デストリビュータ破損等ホンダ車特有の欠点もある。
 著者はEG6を保有。
 高性能エンジンだがまだデスビ(とは言えプラグ毎独立してコイルを持つのだが)…そのせいなのか、社外品で『マルチダイレクトイグニッションシステムキット』なるものも売られていたりする。

◆フルモデルチェンジ
 『シビック』という名前の車が『〜代目』と呼ばれるように、同名の車で新たに設計し直す事をいう。
 (それがEGとかEKとか形式で車を呼ばざるを得なくするのだが)
 トヨタのカローラや現行マーチ、スズキアルト等がある。
 通常その会社でも売れた車を、基本設計を同じくしてキープコンセプトで設計されるため、姿形が違っても性質は似てくるものだ。
 まあマーチのように違う車になってしまうと、ユーザーとしては寂しかったりする。
 一喜一憂するこのモデルチェンジに比べ、色数が増えたりリコールをなおしたり細かい点を作り直して出す事を『マイナーチェンジ』と呼ぶ。
 通常前期型、後期型という呼び方でマイナーチェンジについては語られる。
 DC2Rについては大きく変更点があったため「Spec96」「Spec98」と呼ばれたりする。

◆3ドアハッチバック
 運転席、助手席に加えリアゲートを指して3ドア、リアのゲート形状が『ハッチ』のために『ハッチバック』という。
 古い小型車や軽自動車に多い形状だが、今現在廃れていると言われる。
 ただ著者としては5ドアハッチバックと呼ぶべきじゃないか?と思う小型車(ミニバンもどき)が出回っているのだから、捨てたものじゃないと思うんだが。
 横から見て丸くリアが出っ張る『台形』と、まるで縦に切り取ったような『ロングルーフデザイン』と言うのがある。
 EGはロングルーフ、EK(先代シビック、Type-R初登場のシビック)は台形デザインである。

◆メンテナンス
 整備のこと。最近は運転技術は未熟、メンテもできないというドライバーが多い。
 せめてオイル交換、タイヤ点検、バッテリー、LLC位は確認しなさい。
 ノーメンテナンスでは壊れるだけでなく車がいきなり壊れて泣く羽目になるだけでなく、死亡事故に繋がる事もあるのだ。
 メンテフリーで走れる車は、今のところ存在しない。
 極論を言うと、車は壊れながら走っている、壊れながら駐車しているのだ。

◆フェンダー
 ボディでもタイヤを覆う部分。最近はモノコックボディに乗ったカバーみたいに思われているが、元々は泥跳ねよけ。
 インナーとアウターがあり、普通こう呼ぶ場合にはアウター(ボディ)を指す。
 オーバーフェンダーは後付のフェンダーで、ブリスターフェンダーは大型フェンダーのこと。
 元はレース(スポーツ)カーがワイドなタイヤを履く為に考案された物だが、今ではデザインとしても取り入れられている。
 公道を走る際にはフェンダーの鉛直線上にタイヤが在ってはいけません。
 キャンバーがついていても同じ。

◆イグニッション
 点火の意味。通常エンジン始動を指してこういう(エンジンスタータを回すスイッチをイグニッションスイッチというため)。
 普通乗用車ではキーを指して回す。リモコンスタータや、そのハーネスを利用して『イグニッションスイッチ』をつけている改造もある。


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